関西人

koyateru2005-04-09

 昨日の内田先生の日記を読んでいたら、
東京から神戸女学院に来るにあたって、
「関西出身の友だちから、『関西は東京とは別の文化圏で、東京生まれのウチダにとって関西人はエイリアンに見えるだろう』と来る前にアドバイスされました」と挨拶して、満座の失笑を浴びたことを懐かしく思い出す。そうアドバイスしてくれたのは灘高出身の故・竹信悦夫である。(中略)関西には「吉本」というものがあって、典型的関西人は毎週土曜の午後放映の「吉本新喜劇」のオーラを幼少期から浴びているということも彼から教わった。
私はもちろんそのようなものの存在さえ知らなかった。(中略)梅田花月の舞台で間寛平という名の東京のメディアに出たことのない不逞な役者が舞台をさわがしく走り回っていてカルチャーショックを受けたことを覚えている。」

とあり、笑ってしまった。そう多分私の年代のほとんどの関西人は、土曜日は関西TVの
吉本新喜劇」を見ているハズである。1時からが「(藤山寛美の)松竹新喜劇」で3時からが「吉本」(逆かな?)で6時からが「ヤングオーオー」だったような・・。
 私は、寛美の舞台TVで人生の機微のいくつかを知り、吉本の新喜劇のバカバカしさのオーラを全身に浴びて育った。
 結婚して静岡へ来て、一番の違いは、やっぱり「笑いのツボ」だった。ボケとツッコミのタイミングがどうもずれる。まあ、大分違和感なくなりましたが。
 それから、いつか

3時間睡眠で、なんでもできる!

3時間睡眠で、なんでもできる!

を読んだときに「関西人特有のクセで、どんなシリアスな場面でも、つねに笑いをとるタイミングを狙っているようなところがあります。」とあって、そうなんだよね、ってこれも同感。ついでのようですが、この本は料理研究家奥薗壽子」が生まれるまでを綴ったもので、誰も知り合いのいない東京に子ども2人を連れてでてきて、今に至るストーリ-になっています。「自分が逃げないかぎり、チャンスは逃げない」とか、まあ結構元気をもらえる本です。でも3時間睡眠は私には無理です。


画像は「庭で咲いている原種チューリップ<クルシアナ>」
チューリップの貴婦人(だそうです。園芸関係はすべて受け売り)