スタート

 今日からスタート。明日、時間割の検討をして、月曜日から本格的にスタート。今年も担任外で、教務の仕事をする。昨年は、朝1年生に読み聞かせに行っていたが、今年は朝の時間は、図書室での指導になり、このブログは読書指導について綴っていくことになる。
 図書室の個人カードの登録(学年をあげる)もやってもらい、来週後半から授業もできそうである。あとは、体調を崩さずやるだけ。昨年のこの時期は、腕のしびれと肩の張りと夜中の止まらない咳で絶不調だったことを思えば、いい方かな。
 
 今日は昨日書けなかった向田邦子。私の学生時代にかなりベストセラーになり、よく読んだ。中1の教科書に掲載されている父の思い出にある普段の父は、当時のTV「寺内貫太郎一家」の父であったんだなと。
 父のことを書いた文で思い出すのは、

象のブランコ―とうちゃんと

象のブランコ―とうちゃんと

で、これは1986年(筑摩書店)出版の本で読んだからもう20年前。大学を出て、1人暮らしをしている工藤さんが、田舎から出てきた父親をいろいろな場所へ案内する様子が書かれていたんだけど、何だか切なくて泣いてしまったのをよく覚えている。多分、私の父をどこかで彷彿したのかもしれない。この本の中の一編が、今年高3の長男が中学で使った国語の教科書に載っていた。うらやましいよね、こんな文に中学生で会えるなんて。是非、一冊まるごとオススメです。