山岳小説

 今日の新聞の書籍広告は「真保裕一の灰色の北壁」。「ホワイトアウトから10年」ってあるけど、もう10年たつんですね。映画化は2000年で、今日その映画のTV放映に合わせての広告と納得。
 山岳小説は、大学時代に本当にたくさん読んだ。一番読んだのは、新田次郎さんのもの。どれもどれも心に残っているけど、ベスト5を挙げるなら

 北アルプスは好きな山で、槍ヶ岳は3,4回登っている。私の一番のお気に入りは、中房温泉から燕岳を通る、通称「表銀座コース」で、その終着が「槍ヶ岳」、今では、ルートが整備されていて、誰でも登れる山になっています。

孤高の人(上) (新潮文庫)

孤高の人(上) (新潮文庫)

単独行を好んだ登山家の話。加藤さんの実家が私の実家と近く、登った山々に馴染みがあるからより印象に残っています。

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

映画化もされたから、一番有名かもしれません。判断ミスがどんな悲劇をもたらすか、身につまされました。

聖職の碑 (講談社文庫)

聖職の碑 (講談社文庫)

これも映画化されたような・・。中央アルプスへ行って、この聖職の碑の舞台となった方へ行こうとしたら、かなりの積雪で、山小屋の方に「山は逃げないから」と引き止められました。いつか行くはずが、結局それっきりになっています。

強力さんを初めて見たのが、尾瀬に行ったとき。聞くと60キロはある荷物を背負子(しょいこ)に積み、歩いていらしゃいました。富士山でも見たことがあります。今でもいらっしゃるのでしょうか?今は全部ヘリなのかな?

5冊とも本の紹介になってないところが、限りなくいい加減です。後年、新田次郎さんの息子(藤原正彦)さんが書いたエッセイを読んでいたら、その父のことを
気象庁勤めの合間に執筆し、夕飯がすむと、階段をトントンと登っていって仕事部屋へ  行ってた(ウロ覚え)。」とありました。

 今日は、午前中に歯医者へ行き、昼まで中途半端に時間があいたので書いてます。
歯医者の待ち時間に置いてある朝日新聞のひととき欄を読んでいたら、42歳教員ってあり、保育園のお子さんのことを書いたいい文でした。「忙しくても自分の子供の成長を励みにがんばれるって誰も同じだな〜」って思ってたら、大学の後輩でした。千葉のえっちゃんがんばろうね。