仕事と家庭と・・・・

 今日は、転勤する先生方が一斉に新しい勤務地へ行く、通称「市内一斉異動日」。本校でも新任の先生方を交えて、来年度の学校組織の話。4月6日の始業式で発表です。
 本校は、大規模異動で半数近くが入れ替わる。中でも、ここで退職を決めた若い先生については、心から続けてほしかった思うと同時に、家庭との両立を断念して我が子の子育てに生きると決めるまでの葛藤は大変だっただろうなと推察する。
 何とか綱渡りで潜り抜けてきた私ぐらいの年代は「(大変なのは)いっときだから・・・・」って簡単に言いがちだけど、子どもに言わせたら「いつも仕事ばっかり・・・」っていう部分がかなりあるはず。
 私の場合は、長男に対する負い目が一番大きい。3番目の次女の育休あけは、7ケ月、2歳7ヶ月、5歳7ヶ月の3人を育てながらの両立であった。長男はほったらかし。2番目3番目の子どもが小学校へ上がると、当然のように親代わりであった。何をさせたかは、まあ想像していただくとします。
 だから、健康で学校へ通ったことだけでも良かったとするしかないはずなのですが・・・

今日はその退職する先生へのプレゼント本(このブログを読んでないのを前提として)

子どものおべんとう―道具一つで3品同時に

子どものおべんとう―道具一つで3品同時に

奥薗さんのデビューは鮮烈でした。本の著者紹介によると、
「料理嫌いの母の代わりに小学校低学年から台所に立ち、料理の楽しさに目覚める。中国料理が好きだという理由で、大学も中国学科に進んだというほどの料理好き。自称、ナマクラ流ズボラ派家庭料理研究家。ズボラの道を究め、2002年5月、テレビ東京
TVチャンピオン」の「3分間料理人選手権」で優勝。
 前も書いたけど、こういう実用書は「やってみようかな?」ってまず思わせてくれないと始まらないワケで、とにかく料理をやろうという気になるのは、間違いないです。

ケンタロウ鍋

ケンタロウ鍋

文中の「ケンタロウの鍋日記 4」より
 ちびっこの頃、小林家の定番鍋は常夜鍋だった。常に夜に鍋と書いて常夜鍋が定番だったなんて、ちょっと当たり前すぎるけれど、でも、ほんとうにしょっちゅう食べていた。大好きだった。作り方はほんとうに簡単。材料も2種類。タレまで入れたって3種類。それだけなのに、子供も大人もみんなうれしかった。料理ってそういうものだと思う。
 たくさんの素材や、たくさんの手間や、たくさんの時間がなくたって、みんなうれしいものができあがる。ひとつの鍋でほうれんそうと豚肉を交互に煮て、タレにつけて食べる。たったそれだけのことでね。・・・・

 ケンタロウの本もやっぱりいいです。いつか買った本には、「コンビニへ500円玉をにぎりしめて材料を買って作る」という企画があり、目からウロコ状態でした。一手間っていう言葉があるけど、大層な手作りではなくても、家族でおいしく(気持ちだけでも)食べられるのはやっぱり幸せです。
 今思い出したけど、大分前、高校の家庭科が始めて男女共修になった年に家庭科の先生から聞いた話。
 「料理の上手な女の子のレベルに男の子が追いつくのかなっって思ったけど、全く逆で
  ちょっと器用な男の子のレベルまで女の子のレベルが下がる」
というもの。一つの学校の一人の先生の感想だから何とも言えないけど、聞いたときは
(まあ、そうだろうな・・)って妙に納得してしまいました。

 おまけ
・今日の我が家のTVは「ドラえもん大山のぶ代さんをはじめとする声優の最終日だそう で、「見るしかないでしょう!」という子供の声。
・今日はもう1つ、イラン戦があります。ながら仕事になりそうです。