図書室改装

インターネット読売新聞教育ルネッサンス記事を読む  2005年3月18日より
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20050318us41.htm

読み解く力(14)
藤原和博さんに聞く…図書室改革 利用10倍

 ちょうど1年前ほど前に藤原和博校長先生の中学校へ図書室改装のお手伝いへ
行ってきました。図書室の本と棚をすべて出し、壁のペンキ塗りからやった、本格的な改装でした。私は、ひたすら、ブッカーかけ。藤原先生は、エプロンをかけながら、一緒に作業をしていらしゃいました。とにかく、今の中学生が読む本を中心に選書がしてありました。

 その藤原先生のインタビュー記事です。印象に残った部分をいくつか(①〜④)

①読解力低下が指摘された経済協力開発機構OECD)の国際学習到達度調査の結 果には、「考えさせる教育がまだ不十分だということがわかっただけ。授業時間や学  習内容を増やしても『読解力』は上がらない」と見る。

②「本をたくさん読むだけでは、『読解力』は上がらない」とも藤原さんは言う。だが、読  書が『読解力』の基礎になることは確か。和田中では、この2年間で、読書環境を変え る試みを続けてきた。

③こうした努力の結果、図書室の利用は1日5人から50人に増え、生徒の読書量は、  3年生だと3年間で平均90冊を超えた。

④この世界に入って一番驚いたのは「教師が本を読まないこと」だという。さらに「教養  の基礎としての読書力の衰えが大人社会全体にあるでしょう」。

 ④の「教師が本を読まないことだ」は、そうだと思います。忙しいという言い訳だけではすまない何かがあるのでしょうか?自分自身を振り返っても、ウーン読んでないなあという後ろめたさは常にあります。だから、いつも何かに追われてるような焦燥感がつきまとっているような気がしてなりません。

 昨日、阪田寛夫さん死去の報。
2冊の書名にもなっている詩は子どもがとても好きです。

びりのきもち

びりのきもち

 今日は、18:00過ぎまで仕事してて、夜の予定を忘れる。あわてて、夕食抜きで出かけ
る。結局、友人とお茶をして、22:30帰宅。夜寝る前の内田本は、とっても賢くなったような気がして嬉しい。