史上最悪の花粉症

 昨夜は寝ようとしたものの、鼻づまりのため、うまく息が出来ず、よく眠れず。今朝は更にひどく、目ははれあがり、鼻は真っ赤。初日にここまでひどいのはさすがに初めてで、午後2時間の早退。「鼻うがい」「点眼」「服薬」で何とか最悪期は脱するものの、やっぱり微熱。
 今日は、5時間目に2年生を連れて、新刊がたくさん入った図書室での読書。普通なら、1冊読むんだけど、うまく声も出ず、気力もなく読み聞かせはなし。
 で、何かあるかなと思ったら、日曜日に読み終わった「ズッコケ三人組の卒業式」
最後の宅和先生の言葉に涙。

作者あとがきより
「このシリーズが始まったのは1978年2月ですから、27年ちかい歳月がたってしまいました。当時30代前半だった作者も、今では還暦をこえる年齢となり、三人組が孫みたいな存在になってしまいました。時代もかなり変化しました。シリーズを始めたころは、まだゲームもなかったし携帯電話もありませんでした。音楽はレコードで聴いていました。」

 1昨年の学校図書館の研究会で、ある学校の先生が「朝の読書を始めたら、高校生になって<ズッコケ>を初めて読んで<おもしろい>という子どもがいてびっくり」と言われたのを思い出す。やっぱり、小学校時代に読んでおいた方が断然おもしろいでしょうね。
 那須さんには、是非まだまだ書いていってほしいと思っています。

同じく日曜日読了

スカイラー通り19番地 (カニグズバーグ作品集)

スカイラー通り19番地 (カニグズバーグ作品集)

正直、カニグズバーグが「現役」とは知らなかった。カニグズバーグは1930年生まれだから、今年75歳。多分初めて読んだのが、
クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

あとがきで訳者の金原さんがカニグズバーグの特徴を書いているけど
「・・第二に、現代的な目で描かれていること。もう70歳を超えた作家を指して<現代的>でもないと思われるかもしれないが、なんのなんの。世界を見る目の確かさは、実際の年齢とまったく関係ない。たとえば、『クローディアの秘密』では主人公の姉弟が家出をするが、その先はメトロポリタン美術館だ。これは1960年代に書かれた本とはいえ、今でもそのリアリティが生きている。」

 この「スカイラー通り・・」もやっぱり登場人物の魅力でぐいぐい読ませます。
ところで、話は変わりますが、その金原さんの娘さん金原ひとみさんと一緒に芥川賞を受賞した綿矢りささんの受賞の時の紹介で、小学校時代に読んだ本として「カニグズバー
グ」が挙げられていたと思うのですが、児童文学関係者は「ほお〜」と思ったのでしょうか?私は「ほお〜」と思い、それから、小学校6年の時に、担任の先生が「読書すごろく」か何かで(うろ覚え)読書を勧めてくれたというのも「ほお〜」と思いました。
 小学校時代に本の楽しさを知ると、あとはほっておいても読むけど、この時代に1冊読みきる経験がないと中学以降はきついでしょうね。
 今日はこれぐらいで・・・。