探し物 パート2

 今日は、ホントに少ししか時間がなく、「あっという間に読める本」

たべたのだあれ (どうぶつあれあれえほん)

たべたのだあれ (どうぶつあれあれえほん)

かくしたのだあれ (どうぶつあれあれえほん)

かくしたのだあれ (どうぶつあれあれえほん)

の2冊。「どこにいるのかな?」っていう探し物絵本(というジャンルがあるかどうか知りませんが、私が勝手にそう呼んでます。)両方とも1977年出版で、新採からの読み聞かせ定番です。でも実際は、本の版が小さいので、これは自分の子どもを膝に抱いての方がいいです。1年生の41名にはやっぱり少し小さかったようですが、楽しんでました。五味さんの絵本を初めて知ったのは
みんなうんち (かがくのとも絵本)

みんなうんち (かがくのとも絵本)

1981年の出版で、大学生だった私にとって、本当にいい意味でショックでした。「絶対に絵本の世界は五味さんの登場で変わる」と実感しました。それぐらい当時は斬新な絵本でした。今見ると、普通ですけど。私の子どもが一番喜んだのは、(いつもの100回は読んだ本)
きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)

きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)

自分できんぎょを見つけて指差すのがお気に入りでした。

読了

天才コオロギ ニューヨークへ

天才コオロギ ニューヨークへ

「都会に来た天才コオロギ」(1974年 学習研究社刊を改題/新装改訂したもの)
訳者あとがきより
「 この作品は、1960年にアメリカで出版され、翌年にはアメリカで前年度出版のもっともすぐれた作品に贈られる、権威ある児童文学賞ジョン・ニューベリー賞でオナーブックに選ばれ、当初から高い評価をうけました。そして今日では、<20世紀アメリカの児童文学の古典>の一つに数えられている名作です。(中略)
 アメリカにはもう一つ、クモと子ブタの交流を描いた名作E・B・ホワイトの『シャーロットのおくりもの』(あすなろ書房刊)という<動物ファンタジー>が、ありますが、それとこの『天才コオロギ ニューヨークへ』とは、よく対比されています。舞台は『天才コオロギ』の方が大都会で、『シャーロット』の方が田舎の農場ですが、どちらも個性豊かな動物の意外な組み合わせで、動物の間にあふれる友情が交わされ、人間とも微妙にからみあいながら、ユーモアを交えて語られていきます。両作品にはまた、擬人化の動物の描写で有名なガース・ウイリアムズが、読者の空想を大いにかきたてるさし絵を描いていて、さし絵と物語が一体となって、
<20世紀アメリカの児童文学の古典>の名に恥じない二大傑作となりました。」
 
 あとがきは「古典」とありますが、今読んでも全然古くなく、テンポがいいので(訳がいいのでしょう!)本の読める子どもだけの本にはならないと思います。
 という訳者の吉田新一先生の
ジャンル・テーマ別英米児童文学

ジャンル・テーマ別英米児童文学

(画像は1987年とありますが、もっと前の版があると思います。)は学生時代にお世話になりました。

ガース・ウイリアムズってどこかで聞いたなあって思ったら

しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ)

しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ)

の作者でした。大人も読む絵本として、当時かなり話題になったような気がします。プロポーズに使うといった話も聞きましたが、本当だったのでしょうか?

おまけ
インフルエンザの次女、熱が下がる。
「今日は<6年生を送る会>だったし、明日は<サンドイッチ作り>と<お雛様スペシャルメ  
 ニューの給食>だったし、卒業式の練習も始まっちゃったのに・・・・。」と悔しがる。
「あ〜学校が懐かしい・・」
と叫んでました。親からすれば、学校に元気に楽しく通ってくれるのが1番だとつくづく思いました。