ズッコケ三人組の卒業式

 夕方、次女と買い物へ行き

を見つけ「絶対買って!お兄ちゃんもお姉ちゃんも喜ぶよ!」の声で購入。12月に出てたんですね。ズッコケは、教師になった頃から子どもに絶大な人気がありました。買っても買ってもボロボロになりました。でもいつ頃からでしょうか?「あれっ前ほど出なくなった・・」と気が付いたのは。12月に赤木かん子さんの講演会で「だって3人が携帯持ったらおかしいでしょ。」に納得。全巻読んでないけど、一番おもしろかったは
うわさのズッコケ株式会社 (ポプラ社文庫)

うわさのズッコケ株式会社 (ポプラ社文庫)

株式会社のことがとってもよく分かった・・のが、おまけでついてきました。

読了

東電OL殺人事件

東電OL殺人事件

本の帯より
「衝撃の事件発生から劇的な無罪判決まで、全真相を描破した壮絶なルポルタージュ
 −彼女は心の迷宮で死んだー」

 事件は1997年3月ですから、もう8年たっています。当時のマスコミの取り上げ方があまりに興味本位で、犯人が冤罪かもしれないという報道はよく知りませんでした。印象に残ったのは、警察の取り調べもありますが、やはりエリートOLがどうしてここまで・・・ということでした。中でも筆者佐野さんが
「泰子はもの心ついてから、ずっとこぎれいな住宅街ばかり住んできた。ひょっとすると泰子は子どもの頃、泥んこ遊びをしなかったのではなかろうか。泰子は心のどこかで、<汚れたい>という願望をずっともちつづけてきたのではなかったか。」
と語る「泥んこ遊び 云々」はそうかもしれないと思いました。
 最後に、精神科医斉藤学さんとの対談があり、

家族依存症 (新潮文庫)

家族依存症 (新潮文庫)

の中の言葉として
「・・私は1990年代に入ってからの過食・拒食症の激増を理解する一つの鍵は、彼女たちの母親の迷いにあると考えているのです。過食・拒食症者の母親は、第2次世界大戦後に青春期を迎えた人々です。それまでよりずっと多くの女性が、大学まで進み、自分なりの理想を大学時代に培うことの出来た世代に属しています。(中略)しかし、この世代の女性たちは、それまでの女性の経験しなかった迷いの中に置かれることにもなりました。なぜなら、彼女たちは、学生時代には個人的達成の<大志を抱く>ように、励まされながら、他方では伝統的な妻・母の役割(他人に奉仕する役割)を当然のように押しつけられ、たいした葛藤も持たずに、妻や母の役割を選んでしまったからです。」
とあります。殺されたOLも拒食症だったといいます。このOLに共感を覚えるOLの多さが話題にもなりました。
 エリート路線とは縁のない私も、重いテーマの本でしたが、佐野さんの取材が分かりやすく、久しぶりのノンフィクションを一気に読めました。
 それから、斉藤学さんの本は「アダルトチルドレン」という言葉が大ブームになった頃、たくさん読みました。個人的には、学校前場にいる人には必読だと思っています。

購入

決定版 奥薗壽子の超ラクうまおかず (主婦の友新実用BOOKS)

決定版 奥薗壽子の超ラクうまおかず (主婦の友新実用BOOKS)

書店に平積みされていたのは、ケンタロウ本とこの本。奥薗さんのデビューは衝撃でした。料理本はとにかく「やってみようかな」と思わせてくれないと始まりません。そして、味の確かさ。ケンタロウのデビュー本も画期的で、簡単においしいのにびっくり。これは、明日から家族中で一番暇な長男に作らせるための本。

おまけ
今日の毎日新聞家庭欄より
はてな?の玉手箱 <25>や<26>のサイズの靴をはく若い女性が珍しくなくなっている。かっては店頭に並ぶこともまれだったのに・・・。若い人の足は本当に大きくなっているのだろうか。」結局、ぐっと大きくなったというのではなく、「大ざっぱに言うと、35歳前後を境に、女性の靴に対するメンタルな部分が変化してきている。」
「35歳以上は大きい足へのコンプレックススが強い・・・・。」
なるほど、本当に大足は私の30年以上のコンプレクス。いつか、子供用のトイレ掃除をした時、脱いだ靴を見た女の子が
「先生!大変!女子トイレに男の人が入ってる!」っていう悲鳴を聞いた時は本当に切なかった。でもついでに言うと、先日、某カジュアル量販店へ行ったとき、何と女性物のパンツの股下がすべて80センチと82センチ。身長の高いのもコンプレックスだったけど、やったね、30年待った甲斐があった・・・ということにしておきましょう。