武田美穂  続編

 2年生に、昨日買った「にんきもののひけつ」を読む。これは、バレンタインもの。
本文は、こんなふうに始まります。
「ぼくは このごろ きぶんが わるい。
 じんせいに いやけが さしてきた。
 このまえの かようび。
 はなの バレンタイン・デー。
 おなじ クラスの こまつくんは、
 チョコレートを 二十七こ もらった。
 (中略)
 ぼくが もらった チョコレートは、たった いっこだけ。
 ちかくの コンビニの、 ねふだが ついていた。」
で、ぼくは、そのこまつくんの人気のひみつをさぐるのです。
自宅まで尾行しながら、そのひみつはね・・。
 今日一番受けてたのは、クラスの担任でした。

 こまつ君みたいな「気立てのいい男の子」ってクラスに必ずいます。
私がこのシリーズを読んだのは、「カラフル」や「ダイブ」を読んだ後だったので、
こんな幼年文学をたくさん書いてほしいと切に願いました。
森さんは、理論社のHPに「期間限定日記」を書いてらして、こちらも楽しみに読んでました。http://www.rironsha.co.jp/web/02/この日記に、頻繁に登場するのが、武田美穂さん。ですから、武田さんの講演会後の質問に真っ先に手を挙げ、
森絵都さんとの思い出は何ですか?」と聞きました。答えは
「『○日までに作品をお願いします。』というのが普通なのに、初めてのオファーの時に
 『「いつまででも待ちます』と言われたこと。」でした。この講演会の後のサイン会では、イラスト付きのサインで長蛇の列。<話し言葉って人柄がストレートに出る>と改めて感じた講演会になりました。

1年生

もう20年も前の作品です。読む前に
「この本を書いた人は他にどんな本を書いてると思う?」って聞くと、圧倒的に
「バムとケロ」という答え。しばらく待って「11ぴきのねこ」
こういう化け話は子どもが好きですね。