桐野夏生

 昨日、たまたま某雑誌を見ていたら、桐野夏生さんのインタビュー記事が載っていた。新作

I'm sorry,mama.

I'm sorry,mama.

に関するもので、「40代の女性が壊れている・・。バブル期を女子大生、OLとして過ごし・・・。」というようなコトだった。確かにそういう友人もいたが、私は育児真っ盛りでバブルの実感なし。
 で、そうか読まなきゃと思い、ずっと読まなかった
OUT(アウト)

OUT(アウト)

を昨日から読み出し読了。「弁当仕出しのパート主婦が死体を解体」という内容だけは知っていたけど、読みごたえありました。私がずっと読まなかったのは、こういう怖い場面が出てくる小説を読むと、必ず恐ろしい夢を見るからで
あまりの単純さに自分でもあきれるほど。数年前に、山崎豊子の『沈まぬ太陽(3)』を読んだ夜は、人生2度目の金縛りでした。高校時代は大ブームの、横溝正史を毎晩読み、この時はトイレに行けなかった。
 明日は、明るい本を読もう。