来年の話

 今日は、週に1度の朝の打ち合わせの日で、時間がなくなり、読み聞かせはなし。職員室で来年の話になり、某国語の年間計画を見ていたら、川村たかしの「山へ行く牛」が載っていた。(教科書は見比べると楽しい。)
そうしたら、もしかして

を買う学校もあるのかなと。このシリーズは全10巻。簡単に言ってしまうと、「奈良県十津川村の人たちが村を襲った豪雨により、北海道に新天地を求めて移住して新・十津川村を作っていく」話。私が読んでいたときにまだ川村さんは、執筆中で、つまり読んだのに次に出るまで待たなければならない・・。待つのはいいけど、(おもしろいから)でもやっと出たときに、内容をかなり忘れてしまうんですね。特にこのシリーズは、主人公周辺の登場人物が多く、また読み始めるとどっぷりその世界に入り込むため、次が出てまたその世界に入り込むまで時間がかかるのが難点でした。一緒に読んでいた友人と「待ってるうちに忘れちゃうんだよね」っていいながら、出ると待ち構えて読みました。
 8巻あたりになると、最後がどうなるかがワクワクで、まさか主人公が亡くなるっていう終わり方だけはしないという確信はあったものの、どう出るかなって・・・。結果は、10巻のラストを飾るのにふさわしいとしか言いようのない感動でした。
 「NHK大河ドラマ向き」かなって思っていたら、大河ドラマにはならなかったものの8時からの連続ドラマ(5話ぐらい?)になっていました。当時の勤務先にはこの10巻はありましたが、読んだ子供はいたのかな?読み出したら絶対やめられないとは思うけど・・。子供の頃読んだっていう大人の人に会ってみたいと思います。

<来年の道徳副読本に稲村の火復活>
 インターネットニュースで、「稲村の火復活」を見る。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050207-00000506-yom-soci
私が「稲村の火」を知ったのは、教師になってしばらくしてから。大学時代に高知県の知人宅へ泊まり、その知人が『「小さい頃から、地震がきたら、津波がくるから、すぐ裏の神社の境内を駆け上りなさい」って言われてた。』と言うのを聞いて、当時は「津波って日本に来たことあるの?」程度の認識であった。
 昨年は「稲村の火」のビデオを職場で見つけ、地震の学習のときに子供に見せた。知識として知っているって、絶対に必要だと思う。
 昨年台風23号で甚大な被害が出た豊岡市は実家の隣の市。実家のある出石町も出石川が氾濫し、友人宅は床上浸水。当時の話を聞くと、
伊勢湾台風で、川が決壊した話を聞いて育ったので、危ないって分かったから、家中の物を二階へあげた。」そうである。
 「備えあれば憂いなし」って本当に先人の知恵なのですね。

<「強く念じたことはそうでない場合よりも実現する可能性が高い」>
 これは、今日の「内田樹先生のお言葉」。40才を過ぎて、しみじみこの言葉を実感してます。私が15才で最初に念じたことは「25才で結婚し3人の子供をきちんと育てる」ことで、20才の時は、「子供3人を連れて、徳沢(上高地から歩いて2時間のキャンプ地。井上靖の小説『氷壁』に出てくる。)へキャンプへ行く。25才で結婚したときは、結婚20周年は、家族でヨーロッパ旅行。ですべて実現。なるほど、念じたことって、それへ向けて自分でそういうに仕向けているんですね。ということは、今強く念じている○○○○(漢字4文字)は実現するのかな?じゃあきらめないでずっと強く念じ続けよう!!!