アメリカ的と絶滅種

 今日は集会があったので、あっという間に読める本。
1,2,3年

パンダくんパンダくんなにみているの?

パンダくんパンダくんなにみているの?

読み聞かせ定番。エリック・カールの新作絵本。

訳者の言葉
じつは、この本にでてくる動物はみんな、絶滅のおそれがある野生動物です。こんなユニークでうつくしい動物たちがこのまま消えてしまうことのないようにーともに動物好きな作者と画家は、このせつなる願いが、本をとおして未来をになうこどもたちにつたわればうれしいといっていました。
「みんなのことを みているの」という「ゆめみる ぼうや」の力つよいことばには、ふたりのそんな思いがこめられているように感じます。

1,2年は「パンダ見たことある?」で1/3くらいが見ていてびっくり。そうか、そんなに身近な動物になっってたんですね。

3年生には、最後の「みんなのことをみているの」の場面で
「ここに、出てきた10種の動物は何の種類だと思いますか?」と期待しないで
問う。ところが、しばらくして「絶滅しそうな動物?」という声が・・・。すごい!
で「絶滅の意味言える人?」ってこれまたあまり期待しないで聞くと、きちんと
答え(その1つの種類が全部死んでしまって地球上にいなくなること)、そうか、もう4年生に近いんだ・・・と実感。

もう1冊。3年は授業終了後に読んだので、長めの本でも大丈夫。

くもりときどきミートボール (ほるぷ海外秀作絵本)

くもりときどきミートボール (ほるぷ海外秀作絵本)

本の帯より
アメリカで100万部以上売れたロングセラー絵本
 もしもだよ、雨のかわりに、オレンジジュースがふってきたら、どうする?
 雪のかわりに、マシュド・ポテトがふってきたら?
 風がふくかわりに、ハンバーガーの嵐がふきあれたら?
 そして、もしも、もしもだよ、空からふってきたでっかいホットケーキに、
 おしつぶさせそうななったら!?」

「雨かと思えば、それはスープやジュースだった。・・・」で
「ウォー!!」という雄たけび?が聞こえ、空からいろいろふってくるたびに、「ウォー!!」で教室は大興奮状態。椅子に座って聞いていたのに、いつの間にか私の目の前で10人近くがかぶりつきで聞いていて・・・(もちろん全員男子)ここまで受けるとは思いませんでした。元気な男子が多いクラスだったせいもあるのでしょうけど、・・。多分読み聞かせで過去最大の反応と言っていいでしょう。これって本当にアメリカ的ですよね〜。日本人作家は書かないよね。


帯の「もしもだよ、〜どうする?」を読んでどこかで聞いたフレーズだと思ったら

ねえ、どれが いい? (児童図書館・絵本の部屋)

ねえ、どれが いい? (児童図書館・絵本の部屋)

でした。この本は究極の選択集で、私は毎年4月に読む定番です。みんなで楽しく笑えて本当にどの学年でもはずれません。そう言えば、このクラスを2年前1年生で担任した4月に読んで、初めからどうして3つのうちその場面を選択したか、きちんと言えたことを思い出しました。

それから、もう1つ思い出したのが、

ものぐさトミー (岩波の子どもの本)

ものぐさトミー (岩波の子どもの本)

これは、ものぐさなトミーが何もしないで全部ロボットにやってもらい、らくちんらくちん!ってうまくいってたのに・・・。という話しで本が小さいのであまり多くの子どもの前では読みませんが、これも本当に楽しいです。

今ニュースで、直木賞受賞を「角田光代さん」と伝えていた。
初めて読んだのが

キッドナップ・ツアー

キッドナップ・ツアー

で、
空中庭園

空中庭園

もよかった。

もっともっとYA(ヤングアダルト)作品を書いてほしいと思います。