富安陽子氏 講演会

 学校図書館実践研究会 読書の部として
 富安陽子氏の講演会を静岡市で開催しました。

 講演は、自身の生い立ちから始まりました。

 以前 

さいでっか見聞録

さいでっか見聞録

を読んだときに、周囲にいた人に笑い声を聞かれないようにするのが大変なほど爆笑の連続だったのですが、同じ話なのに、ご本人から聞くと更に情景がよりリアルに想像でき再び爆笑でした。

 一番印象に残っているのは
「(こんな時代になったても)子どもは不思議を感じる力を失っていない。」という話です。

 また今回ふっと心暖かな気持ちになれたのは、メアリーポピンズが現れるのではないかとずっと空を見上げていた話を聞いた時です。その瞬間私はずっと忘れていた子ども時代のことを思い出したからです。
 私は10も部屋がある田舎のただ広いだけの日本家屋よりも、小公女か小公子?だかの話に出てくる西洋屋敷に憧れ、毎日自宅が見えるという道路の曲がり角に来るとぎゅっと目をつぶり、
「今日こそ、自宅がお城にかわっているのではないか?」と
毎日期待を込めて、目をつぶっては開ける事をしていたのです。
 
 不思議を感じるのが小学校4年生ぐらいまでという話も合点がいきました。私もその頃、どう考えてもお城にはかわらないと悟った様な気がします。

 講演後の質問、サイン会、昼食までご一緒していただきました。

 

 準備を一緒にしてくださった皆様
 また、休日に参加して下さった学校図書館関係の皆様
 どうもありがとうございました。