国立国会図書館 国際こども図書館

 昨日はSLLSの前に、国際子ども図書館へ行ってきました。案内されての1時間でしたので、十分堪能できました。

 HP案内より 

 国際子ども図書館は、2000年1月1日に国立国会図書館支部図書館として設立されたわが国初の国立の児童書専門図書館です。同年5月5日に第一期開館をおこない、2002年5月5日に全面開館しました。
 当館は「子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く」という理念に基づき、子どもから大人までのサービスを行っています。

 
 2000年は、「子ども読書年」でした。私は、開館翌年の2001年に訪れましたが、「研究者」のための図書館と言った感じで、地下の児童室はまだありませんでした。随分印象が違っていて驚きました。

 今の展示は「出発進行 <のりもの>本めぐり」でした。<のりもの>に関する本がありとあらゆる角度から選ばれておいてありました。懐かし!!の本とたくさん出会いました。また、乗り物という切り口でなんか考えたこともない本の展示もあり、本当に堪能しました。入り口にあった、電車の絵は、

 

ふたごのでんしゃ (日本の創作幼年童話 15)

ふたごのでんしゃ (日本の創作幼年童話 15)

 でした。20代の頃、必ず読み聞かせをした本です。

 これは飛行船でした。

ごろごろにゃーん (こどものとも傑作集)

ごろごろにゃーん (こどものとも傑作集)

 
 また、これも乗り物でした。

 

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

などなど。

 終了後は、地下の児童図書館へ行きました。円形の本棚は、安藤忠雄 さんの設計だそうです。


 参考
 2000年の子ども読書年についての記述が、日本児童図書出版協会のHPにありました。
 

 1999年8月9日、参議院本会議で、翌10日、衆議院本会議において、「国際子ども図書館」が開館する西暦2000年を「子ども読書年」とする決議が、全会一致で採択されました。参議院の提案者は、村上正邦議員(国際子ども図書館設立推進議員連盟会長)、衆議院は、肥田美代子議員です。読書の問題が、国会決議になったのは、日本憲政史上、初めてのことです。

  これは
 、肥田美代子 衆議院議員国際子ども図書館設立推進議員連盟事務局長
  松居  直 国立の国際子ども図書館設立を推進する全国連絡会事務局長
  笠原 良郎 社団法人 全国学図書館協議会(全国SLA)理事長
  小峰 紀雄 日本児童図書出版協会会長
 
  の4人の対談です。「1993年というのは学校図書館ルネサンス元年」@笠原氏、「子ども読書年五ヵ年計画」というのを作ったらいいと思うのです。@松居氏 など興味深い言葉が続きます。
 一読しておきたい文章です。