家庭教育学級講話「自ら本に手をのばす子ども」を育てるために
本校家庭教育学級の開講式の後に
「自ら本に手をのばす子どもを育てるために」というお題で話す機会をいただきました。
新1年生説明会などで、少し時間をもらって話したことはありますが、1時間30分もの話は初めてなことです。
セミナーなどでは「5分」「7分」「9分」などと厳密な時間設定なので、ストップウォッチ片手の事前練習が欠かせませんが、これだけの時間があると、「時間が余ったらどうしよう・・」と心配でした。
でも、心配は杞憂に終わり、2冊の読み聞かせを含め、たくさんの方々に「発表」もしていただき、充実の時間となりました。
特に、生涯教育課から来られた担当の方は、ご自身が本好きで、子どもにもたくさん読み聞かせをしておられるということで、講演終了後たくさんの話ができた、とても嬉しかったです。
内容は、2部構成にし、
「自ら本に手を伸ばす子どもを育てるために」
「学校図書館って楽しいよ」
とし、」1部では「小学生の間は、読み聞かせを」ということで、
○字が読めるようになっても「本を読んで」と言われたら読んで
あげましょう。読む力はなくても、聞く力は、驚くほどあります。
○同じ本を何度も持ってきても「また同じ?」なんて言ってはいけません。
○子どもの時一緒に過ごせる時間なんて、すぐに終わります。
今しかありません。
「学校図書館って楽しいよ」では、
○前任校の紹介
○学校図書館で今やっていること、これからやろうとしていること
などです。
最後に、本校に来て4月当初からすぐに学校図書館で授業ができたのは、
「整備ボランティア」のお陰です。ということを伝えました。
今年は、ボランティアの時間を記録してもらっていますが、延べにすると
膨大な時間お世話になっています。
学校司書勤務が週に1回5時間という現状で、「自ら本に手を伸ばす」
ことのできる状態を常に保つために、なくてはならない存在です。
本当に頭が下がる仕事ぶりです。私は、何とか報えるように授業をする
だけだと思っています。
ところで、今回読んだ本は、定番の
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これは、初対面の方々(大人でも)に読んで、選んだ理由を聞くと結構盛り上がります。今日も楽しい理由を聞くことができました。
また、「だんごむし」について知っていることを言って下さい。
と聞いてから
- 作者: 皆越ようせい
- 出版社/メーカー: ポプラ社
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だんごむしの赤ちゃんの写真では、驚きの声が挙がりました。
終了後、「大人になっても絵本を読んでもらうことが楽しいと分かりました」という感想を聞きました。自分で体験すれば、まだ7,8歳の子どもに
「もう読めるんだから『読んで』なんて言わないで」と言わなくなると思います。
そういう意味でも「楽しい」と思える本を(大人に)読むのは大切だと思っています。(あんまり<感動する本>と最初から力むと失敗します>
また、最後に「親も(読み聞かせをしたいので)本を借りられませんか?」と聞かれました。考えてみたいなあと思いました。