音読スキルがきっかけ

 本校では、「音読スキル」を全校揃えて購入し、毎日の音読カードには、「スキル」も一緒に音読するようになっています。

 私は、若い頃から「音読スキル」を必ず学年揃えて購入してもらい、活用してきました。授業の初めの2分程度?は、音読スキルの時間でした。
 本校でも初年度(1年生担任)、音読集を購入して活用してきました。当時の1年生は、はまりにはまり、1冊目をあっと言う間に覚え、
「じゃあ、希望者には、300円払って別の音読集を」と伝えたら、「全員希望」でした。
 
 という経緯があり、少ない学級数なので、全校統一ということになりました。

 今使っているものは、最後に「有名 文学作品のさわり」が載っているものです。

 
 4年生は、「坊ちゃん」と「蜘蛛の糸」。

 2週間ずつぐらい毎日読んでいくと、かなり覚えてしまいます。

 で、どうなったかと言うと、

 

坊っちゃん 新装版 (講談社青い鳥文庫 69-4)

坊っちゃん 新装版 (講談社青い鳥文庫 69-4)

をはじめ、「ポプラ文庫」「青い鳥文庫」などの名作シリーズに手を出すようになりました。
 今頃、
ごんぎつね 新美南吉傑作選 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

ごんぎつね 新美南吉傑作選 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

もブームになっています。

 また、自分で買った文庫本をかなり持ってくるようになりました。
 「読めない漢字はどうしているの?」と聞くと、
 
 「だいたいの感じで読む」
 んだそうです。

 「読めないから読まない」のではなく、「読めなくても、読みたい」と思えるようになったんだと。