生き方を考える

 将来をぼんやりとでもイメージするのは、いつ頃の事だろと考えることがあります。
 
 10年ほど前、理科のテスト監修でご一緒させていただいた先生と、牧野富太郎のエピソードについて話をしていて、
「大概、理科系で名を為した人は、12才〜13才で自分の将来をイメージしている。牧野富太郎もそうだ。」と伺いました。

 名を為さなくても、ぼんやりとでも「こんな感じ」と思うのは、やはりこの年代のような気がします。

 新学習指導要領の5年6年(国語)には、「伝記を読んで、自分の生き方を考えること」という記述が入りました。

 ということで、移行措置の間に、これらに関する書籍購入の必要があるかと思っています。

 ところで、伝記で有名なのは、「野口英世」「キュリー夫人」などでしょうが、子供用を読ませると同時に、大人向けに書かれた本も目を通しておく必要があるかと思います。
 私は大人になって、大人向けの野口英世キュリー夫人伝記を読み、あまりに知らないことばかりで、びっくりした覚えがあるからです。

キュリー夫人―輝く二つのノーベル賞 (講談社 火の鳥伝記文庫)

キュリー夫人―輝く二つのノーベル賞 (講談社 火の鳥伝記文庫)

キュリー夫人伝

キュリー夫人伝

 こちらは、娘が書いた本。私が読んだのは、この本だったと思います。出版当時、話題になったような・・・・。
 
ハルばあちゃんの手 (日本傑作絵本シリーズ)

ハルばあちゃんの手 (日本傑作絵本シリーズ)

 これは、偉人伝ではありませんが、是非この「生き方を考える」授業で取り上げたい本。


 おまけ
 高校生の次女との会話が楽しい。
 今日は、いつもの「お母さんは、いい子どもに恵まれて本当に幸せだ」という話。

 次女が言うには、
 「大体、3人子どもがいたら、1人ぐらいは、ぐれたり変になったりしてもおかしくないのに、
  3人ともまともに育って、本当にお母さんいいよね〜。」

 私は、その言葉を聞く度に
「1人ぐらいぐれるという根拠が不明。どの家庭を見て、そう思っているのか不明。」
 「子育ての結果は、その子どもが人生を終えるときでないと分からない。」
 と思っています。

 で、
 こんなにいい子どもに育った理由を次女が分析して、いくつか挙げていったのですが、
 ①読み聞かせ
 ②冷凍食品を食べない(食事が手作り)
 ③携帯を中学生の時に持たせていない
 ④夏のキャンプ
 ⑤夫婦が仲がよい(・・・・)
 ⑥兄弟が仲がよい。(これは結果ね)

 まあ、ここまではよかったのですが、
 
 びっくりしたのが、次に
 ⑦ゲームの制限をせず、好きにやらしたこと。(3人とも)
 を挙げたこと。
 
 大体、私はゲームを好き放題やっていたという事実を知らなかったので、
 「えっ、ゲーム好き放題してたの?」と聞くと、
 「そうだよ。(次女が)小学校の時、お兄ちゃんなんてずっとやってたんだから・・。でもね、たくさんやると自分で、さすがにまずいかな〜って、考えるようになったから。」

 ナルホド。この頃から帰宅がかなり遅くなってきたので、「好き放題やらした」のではなく、「勝手にやっていた」のだけど、まあ取りあえず結果オーライということで。