関西学院中学部 読書科
市内から7名のメンバーと一緒に学校訪問をお願いしました。
「司書教諭」の時間軽減は、文科省の調査では、まだ1割に満たず、まだまだ「認知」されいるとは言い難い状況です。
そんな中、カリキュラムの中に「読書科」が位置づけられ、その授業を司書教諭が全部持っているのが、今回訪問させて頂いた学校です。
市内で進めている言語特区の授業の参考にもなり、多くの示唆をいただきました。
全12時間(1学年 4時間×3学年)すべての授業を担当している司書教諭の先生から話を伺いました。実は、この夏熊本で行われた図書館大会で十戦発表を聞いて、「是非学校訪問」をとお願いしました。
(私は ブログ「司書教諭日記」の愛読者でもあります。)
何と言っても大収穫だったのは、実際の生徒のレポートを直に見ることができたことです。1年・2年・3年と当然進化しており、このレポートを書くための「レポート作成過程」の指導がよく理解できました。
レポートを見ながら、改めて、「教えるとできるが、教えないとできないことなのだと」思いました。
公立学校では、このような大作はできないとしても「レポートを書く」授業はたくさんあります。どう指導するかのコアの部分は同じだと感じました。
話を伺って、図書館環境を含め、私学だからこそできると言ってしまえばそうなのですが、同じ資格を持った「司書教諭」として、中学に繋げることのできる指導を小学校で考えていきたいと強く思いました。
隣接する高校の図書館も見学させていただきました。こんなに近いのに、「別棟で完全独立」の図書館があることに驚きました。
同行した先生方と「司書教諭」「学校司書」の話ができたもの大収穫でした。
これは、余談ですが
私学を選択するという環境にほとんどない地域に住んでいると、全く意識しませんが、当たり前に「私学のある」環境だったとすると、我が子にはどういう選択をしたのかも考えさせれました。