第54回 学校読書調査(27日 月)

 毎日新聞が全国学図書館協議会の協力を得てまとめた「第54回 学校読書調査」の結果が公表されました。

 大見出しは、「小・中生 冊数で過去最高」です。月に、小学生 11.4冊、中学生3.9冊です。
 小見出しは、「なし」高校生 半数 です。
 2年前に前年から一気に2冊増え、9.7冊になった時の大見出しも、「過去最高」の文字が躍った様な気がします。

 11冊ということは、年間130冊・・ということで、かなりの冊数です。
 しかも4年生から6年生の結果です。
 なぜ増えたかの分析はありませんでした。私は、学校ぐるみでの取り組みが増えたこともあるかもしれないと思いました。

 また、 毎回問題になるのは、高校生の不読で、今回も半数が不読でした。
 読む本の平均が1.5冊ということは、読んでいる子どもは3冊は読んでいるという計算でいいいのかなとも思いました。
 確かに読む時間はないような気がしますが、高校の時に読まなければ、大学でも読まないはずなので、きっかけさえあればと強く思いました。

 また、読み聞かせと読書量の関係も調査され、結果として「幼児期に読み聞かせ体験があったほうが、読書好きになると言えそうだ。」と書かれています。
 (これは、たしか2年前の読書調査でも明らかになっていました。)

 私に「児童書」を勧めてくれた大学の先輩は、確か「読書教育論?」がテーマで、この調査もその時に知りました。
 ですので、この調査結果が出るたびに、当時のことを思い出します。