東京

 午前中、第3回実物投影機活用プロジェクト会議。
 第2フェーズの半年のプロジェクトが終了する。
 多くのメンバーの先生方から学び、少しでも地域・学校に還元できたかなと
 振り返る。
 「模擬授業」のよさを十分実感出来たのも、このプロジェクトのお陰である。
 
 エルモ社は、今回のこのプロジェクトで集まった事例をHP(ブログ)で、紹介しています。具体的な事例が、分かるのでご訪問下さい。
 http://www.elmo.co.jp/niko-niko45/2008/08/23.html

 この会議の様子や、7月31日の東京ソリューションフェアの様子など、すぐにUPされています。

 この3ヶ月自分の教室で使い、実物投影機があることを前提に授業を組み立ているのだと気が付きました。「あるから使ってみようかな」ではなく、「使えることが前提」なのです。
 ということは、他のクラスで使うことになり、自分の教室で使えない場合、当然、説明に時間がかかります。その時間をもうすでに「かなりもったいなあい」と思えようになりました。この変化に自分で驚いています。

 終了後、皆様と一緒にランチをして、解散しました。

 午後は、時間が少しあったので、教文館で開催されていた「かこさとし原画展」に足を運びました。
 教文館は、創業1885年の老舗書店で、主にキリスト教関連の出版などを行っています。その中の6階が児童書フロア「ナルニア国」になっています。
 場所は、銀座の一等地「木村屋(あんパンで有名)」の2軒隣ですので、銀座方面に足を伸ばす機会がありましたら、どうぞ。
 教文館ナルニア館の大きな特徴は、児童書ベイシック版がきちんと揃えられていることと、ここ2ヶ月の児童書新刊をすべて見ることができると言うことです。
 床面積で言うと、新宿のジュンクの方が広いかと思いますが、ゆっくり静かに本を探したい場合は、オススメです。

 かこさとしさんは、この日、サイン会をされたようです。82才ですので、お元気な様子だと伺い、本当に嬉しかったです。

 原画展に合わせて「かがくのえほん 私の制作ノート」が出版されていました。挨拶には、自筆で
 
 

・・・私は、若年の頃、幼稚な知見と狭隘な判断で軍人を目指したものの、近視により志を失い、学友が次々特攻死する中、慚愧と悔恨の生き残りの日々、私のような愚かな過ちを冒さぬよう、日本の子供がみな「かしこく、すこやかに育つ」ためのお手伝いの実践を余生の信条と決めました。・・・

と書かれていました。かこさんは、東大工学部卒、工学博士でもあります。かこさんの経歴を知ったときに、なぜ?と思いましたが、上記のような背景があったということです。

 先般亡くなられた石井桃子氏と共に、間違いなく戦後の日本の子ども達にたくさんの幸せを与ええてくれた1人です。
 いつまでもお元気でいて欲しいと、心から思っています。

 当然「現役」ですので、精力的な出版活動をされています。
この伝承遊びシリーズは、2006年からの刊行です。
「絵描き遊び」なんて、今どれぐらいの子供ができるんだろう?

伝承遊び考〈1〉絵かき遊び考

伝承遊び考〈1〉絵かき遊び考

伝承遊び考 2 石けり遊び考

伝承遊び考 2 石けり遊び考

伝承遊び考 3 鬼遊び考

伝承遊び考 3 鬼遊び考

伝承遊び考 4 じゃんけん遊び考

伝承遊び考 4 じゃんけん遊び考