日本で一番お話が上手な人

 教室で、ある子どもが「このお話って、日本で一番お話が上手な人が語ってくれたお話!」と

イギリスとアイルランドの昔話 (福音館文庫 昔話)

イギリスとアイルランドの昔話 (福音館文庫 昔話)

の本を持ってきました。
 あ〜、2月に来校された佐藤凉子さんのことだなと気が付きました。
 いわゆるジャンピングストーリーと呼ばれるお話で、結末でわっとおどされるように語られるものです。(題名は、失念)
 当日聞いていた児童の子どもの体が、本当に飛び上がりました。聞いた大人で、何人かは「覚えて同じ話を語ってあげた」らしいです・・。
 この手の話がいくつか持ち駒として語られたら、子どもは本当に「よき聞き手」になってくれるであろうと思います。

 福音館文庫は、良質な本が多いのですが、読んでいる児童は、かなり少数派です。でも、こういう本も置いておくと、多読から精読へ行く児童に勧められます。4年生でこの本に手を伸ばせるのは、たいしたものです。

 私は、この本は、こちらのハードカバーで読んでいました。
 訳者が石井桃子さんです。当然ですが、文字で読むと、全然大したお話ではないように思えるのは、落語と同じです。
 

イギリスとアイルランドの昔話 (世界傑作童話シリーズ)

イギリスとアイルランドの昔話 (世界傑作童話シリーズ)