読書週間

 卒業生で多くの本を寄付して下さった方へ、お礼をの手紙を書いている。
「どんな風に本が好きになったのか」を書くように伝えると、各個々の「好きになったワケ」が書いてあり、なるほどと・・思う。
 昨年も書いたような気がするが、一番多いのは、
 「○○の本を読んでから」という「出会い系」である。

 朝暘第一のように、正規の学校司書(当然丸1日)がいて、専属の司書教諭(本年度から)がいるのとは、比べようもないほどの「人」がいない本校の図書館である。そんな条件で、子どもを本好きにし、日常的に本を読む児童を育てるには、まずもって、「存在する本はすべて楽しくて役に立つ」という刷り込みである。つまり、選書がすべての鍵を握るのである。

 今日は、そういう観点で、久しぶりに絵本棚チェックをしたら、まだまだ高学年向きの絵本がたくさんあることに気が付いた。
 これらは、すべて、913 933 などの分類をして、読み物の棚へ置くことにするので、目を通して本を外していく。

 

赤い灯台

赤い灯台

やまとゆきはら―白瀬南極探検隊 (日本傑作絵本シリーズ)

やまとゆきはら―白瀬南極探検隊 (日本傑作絵本シリーズ)

ゆうかんなちびのお針子

ゆうかんなちびのお針子

  • 作者: メアリー・ポープオズボーン,ジゼルポター,Mary Pope Osborne,Giselle Potter,おがわえつこ
  • 出版社/メーカー: セーラー出版
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 大型本
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これらの絵本なんて、多分児童が自分で読んだことはないだろうなあと思われる。この手の絵本がかなりあり、やはり授業に活かすしかないのだろうと思っている。
 

1年生の授業
 ブックトークの4時間目。最後の4分ほど時間があったので、文字なし絵本の

なんにかわるかな?

なんにかわるかな?

を読む(?)ハッチンスの初期の作品で、絵が何となく、ハッチンスではないような気がする。で、普通は、絵本の絵を見せれば「あっ、○○の本を書いた人だ!」という児童の発言があるのだけれど、全く反応がないので、
(まあ、仕方ない、大人が見てもハッチンスもどきだし)と思い、
ティッチ (世界傑作絵本シリーズ)

ティッチ (世界傑作絵本シリーズ)

書いた人だよ!!と言っても、何とだれも知らない。
 幼稚園や、保育園では、「みやにし」さんの絵本も、「11ぴこのねこ」や秋山ただしさんの絵本など、まあオーソドックスな所は大体知っているという感じでいたが、びっくりだった。
 こういう場面に出会うと、やっぱり推薦図書必要かな?という気になってくる。