児童書研究会

 学校現場で、学校図書館の本と子どもを繋ぐには、読み聞かせはもちろん有効だが、中高学年になると、15分という短い時間では、なかなか紹介したい本が紹介できず、それならと「ブックトーク」という手法でのアプローチを試み、作成に取りかかった。

 が、実際に作成するとなると、どこを切り口とするかで悩み、結局今までの「ブックトーク研究会」3回は、そのテーマに沿った選書だけにとどまった。

 今日は、何とか今後の道筋を立てたいと思い、メンバーを拡大。名称も「児童書研究会」とし、教員、学校司書、ボランティアの方々に集まってもらい、多くの示唆をいただく。

 来年度の構想も決まり、次回3月は、テキスト本

を読んでの学習会+各自のブックトーク原稿の披露となった。

 読み聞かせHPを作成してあるので、そこへ「ブックトーク」を追加する予定。基本は、「学校の授業で使える」こと。授業中でもいいが、時間については、15分(1M モジュール)でできるという形にする。
 いろいろなブックトーク例を書籍の中で見るが、(印象として)大作が多い。もちろん、書籍として「完成版」を載せてあるので、大作にならざるを得ないとは思うが、実際には、「どの時間でやるの?」と思ってしまう。

 「ブックトーク」と構えると大変なので、最初はテーマに沿った本を4冊程度順番に紹介していくのでもいいこととした。

 とにかく、「自分で作る」「やってみる」こと。
 
 途中昼食を挟んで、16時に終了。

 休日に、1日掛けて参加してもいいという仲間が10名近くいることに、心から感謝したいと思ったし、また全員が満足してくれたことも本当に嬉しかった。

 おまけ
 今更当然と言えば当然だが、連絡はすべてメールである。10年前、この手の会合を開くときは、全部℡だった。夜、あちらこちらに℡した記憶がある。
 また、当時は、自分の子ども関係の役員がピークの頃で、こちらの連絡と錯綜し、かなり℡で忙しかった記憶がある。そう思えば、本当に楽になったと思うが、それは、新たなスキルが要求されるということでもある。
 私は、高校の時の書道の授業で「ペン字検定2級」を受験し、その時に「封書の宛名の位置」や「自分の氏名を書く位置」を正式に学んだ。今でも、本当に身につけておいてよかったスキルだと思っている。(ちなみに、ペン検2級は、字の綺麗さはさほど要求されないと思われ、合格は、難しくありません。)
 メールについても、そのようなスキルが必要なんだろうなあと思う。