東京

 終日研究会

 自分に何が不足しているか、自覚しなければならないのは当然で、そこから腹を括り、どう計画的に物事を進めなければならないのかを痛感する。

 

小学生、学力急上昇の勉強法―五福小学校で驚異の効果を実証!

小学生、学力急上昇の勉強法―五福小学校で驚異の効果を実証!

 午後の研究会で、たまたま席が同じだった先生から、杉田校長先生の話を聞く機会に恵まれる。陰山先生との繋がりも納得。
 教師になって2年目3年目の2年間神戸の岸本先生の研究会に参加していた時に、岸本先生の実践を学校ぐるみでやったら、半端じゃない効果があるんだろうなあと思っていたが、その具現化がこの本にある。

 ちょうど今日の午後の内容と重なる部分があるので、序章から引用。

 

学校には不思議なことがたくさんあります。
 教科書とノートを使って授業をするのは当たり前のはずなのに、事実は
 ずいぶん違っているのです。それは外部に「見せる」ための研究授業において明らかで、とくに算数では教科書やノートはそっちのけで、先生のオリジナルのプリントしか用いられません。
 公開される授業で教科書を使わないことには理由があります。
 実は、教育界では「教科書を教えるのはレベルの低い昔ながらのやり方である」とよくいわれ、「それしかできないのは教師に力がないからだ」という風潮ができていたのです。
 (中略)
 私が思うに、教科書はとても優れた教材です。とくに算数がそうで、先生にとっても教えやすく、子どもも理解しやすいように工夫されています。その点、先生の自作プリントによる授業は理解の早い子にはよくても、学力の低い子には適切ではないのです。


 また第2章には、
 <教科書とノートを大切にした「できる→わかる」授業を>
 という項があり、そのまま新採教員テキストにしたいほどの内容になっている。

 この項だけでなく、本全体が、当たり前と言えば、当たり前の実践内容になっていて、そういう実践を「学校ぐるみ」でやるのがいかに大きな効果があるのかが、詳細に語られている。こういう学校が「標準」になる日が来るのだろうか?と思った。

おまけ
 その1
 行きも帰りも新幹線は「こだま」なのに、700系だった。700系って「のぞみ」だけと思ってたのに、びっくり。初の700系乗車。自動販売機が付いていてまたびっくり。時刻表を見ると、「のぞみ」以外にも結構700系は走っていた。乗り心地がよく、行きは品川を乗り過ごして、気が付けば東京・・。乗り過ごしは人生初めて。
 電源があるらしいと聞いたが、見当たらず。車両の決められた席だけかも知れない。
 
 その2
 品川で、JR東日本の払い戻しを受けようとすると、一旦外の窓口へ行くように言われる。品川はJR東海だそうである。東京駅には、東日本と東海の両方の窓口があると教えてくれる。知らなかった。

 大分駅構内の様子も分かり、外出も慣れたけど、まだまだ右往左往すること多し。