第41回 静岡県教育研究会 学校図書館部 夏季研究大会
研究主題「子どもの未来をひらく 学校図書館」
講演「子どもの本の豊かさ」
講師 清水 真砂子氏
ゲド戦記訳者として有名ですが、大学の先生をされています。
冒頭は、その大学生の話でした。
以下私のメモより
大人に対して、ものすごい不信感を持っている。特にここ5年ほどがすごい。特に学校に対しての不信感が大きい。そのままの状態では、コンクリートの上から水を流すようなもので、言葉が中へ入っていかない。
そのため、悪態・囃子詞を100用意してくるように伝え、2つの分かれて言い合いを行ったが、出てくる言葉が「うざい、きもい、死ね、あんた変わってるね」の4つだったことに愕然とした。つまり、これまで怒り・悲しみという感情を出す場所も機会もなかったのではないか。だからこそ、感情に水路をつけてあげるのが、大人の責任ではないのかと。
学校に対する不信感は、そのまま教師に対する不信感なのだと思いながら聞いていました。確かにその状態で、人は人からは学べません。
最後は、子どもの本の豊かさを語った言葉を紹介して下さいました。
(出典は言われたのですが、出版社が分からず・)
「人生の時間の寸法が違っている」@長田弘
「子どもの本を読む力のある大人は、日本にいながら世界をかえる力を持っている」
@鶴見俊輔
「子どもの本を読むことが恥ずかしいと思っている大人は、まだ大人になっていな い」@ルイス・キャロル
最後は「もけらもけら」を読み聞かせ。
午後、利用指導分科会
学びをささえる学校図書館
―情報活用スキルを身につけるために―
転勤したばかりの学校で、年間計画を立て、担任とTTをして、学校中を巻き込んだすばらしい実践の発表でした。
出版された『学校図書館で育む情報リテラシー』は、午前中に売り切れてしまいましたが、終了後多くの方がちらしを持っていって下さったのが印象的でした。
20万アクセスありがとうございます
何だか、仕事日記になりつつあって、恐縮です。絵本を読んだり、紹介したりする相手がいないので、絵本に関しては何とも張り合いがありません。
児童書検索で訪れてくれる方が多いのがこの日記の特徴ですので、紹介は続けていきます。
20万という数は、正直なぜ?と思いますが、今後もよろしくお願いいたします。