読み聞かせの注意事項
ざっくり 読み聞かせリスト300冊を完成する。どう考えても、まだまだ抜けている本多数だけれど、ゆっくり多くの方に目を通してもらい、改訂していく予定である。
本は、本校にあり、私が子どもに読んだものから選んだ。本校の図書館は、8クラス、標準冊数が揃った学校なので、まあこれぐらい最低は買って欲しいというリストにもなっている。
後は、「読み聞かせの注意事項」を書こうと思い、そもそもどういう理由で読み聞かせをしているのか、考える。つまり、本の持ち方であるとか、座り方であるとかよりもまず考えるべきは、読み聞かせの理由である。
本と子どもを繋ぎたいとか、その結果本好きになって欲しいとか、確かにその理由もあるけれど、何だかしっくり来ない。
やっぱり読み聞かせの醍醐味というか、真骨頂は、読んでいる時のあの読み手と聞き手の一体感、ふわ〜と流れる何とも言えない幸せな時間なのかなと。そこには、この本で、このテーマを感じて欲しいというようなことは、考えない方がいいのではと感じている。
だから、読み聞かせは
1 子どもから根源的な喜びを引き出すことができる。
2 読み手と聞き手との一体感が生まれ、楽しい時間を共有できる。
3 自分たちのために、次々に楽しい本を読んでくれる人(教師)を
好きになる。
4 本が好きになる。(ならないこともある。)
という効能?が順を追ってある。
私がずっと教室での読み聞かせを続けていたのも、一石二鳥どころか、たった5分でその何倍ものいいことが次々と起こるから、幸せな気分で毎日を過ごせたような気がする。
朝から読もうとすると、自分が不機嫌だと読む気にもなれない。
「この本読んだら、みんな喜ぶだろうなあ〜」と思って本を準備すると、早く読みたいので、朝からくどくどいらないお説教を言うこともなく、本当にいいことづくめだった。
だから、本当は教師が読めばいいのにと思うのだけれど、「担任が読みましょう」なんて決まってしまうと、現場は混乱するだけなので、黙っている。
我が子への読み聞かせも、その検証結果は?と問われると、1〜3は確信を持ってそうです!と言えるけれど、4については、まあこれからブレイクするでしょうと思うしかありません。