犯罪は「この場所」で起こる
- 作者: 小宮信夫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/08/17
- メディア: 新書
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私は昨年(1年生)「へんなことをする人」という学活の授業を行った。(学研 取材時)授業前にたまたま手にしたパンフレットで小宮先生の
「犯罪発生の場所(不審者マップ)を子どもに示すのではなく、犯罪がどうしてこの場所で起こったのかを考えさせないと意味がない」
という考え方を知り、授業構想を考え直した。
つまり、犯罪が起こりやすい場所(①入りやすい②見えにくい)の写真を子どもに提示して、考えさせるという授業にした。かなり活発な意見が出たのを覚えている。
今日の講演では、多くの学校で「不審者マップ」(不審者が出た場所マップ)が作られ、子どもに大人不信が植え付けられることになっていることを指摘されていた。
自分たちの足で作る「地図作り」は、プロセスでの気づき(犯罪が起こりやすい場所)が大切であることがよく分かった。
懇親会で個人情報漏洩の話になり、先生が
「NEW 教育とコンピュータ」という雑誌に2回にわたって書きましたけど・・・と言われたので、びっくり。(毎月買っているのに、執筆者までは記憶になく。)
思わず、車に置いてあったWPPPの連載がまとめられた冊子をお渡しし、
小宮先生のおかげで「不審者の出やすい場所の共通項を考える」授業ができたことのお礼を言うことができました。
その後、参加者の皆様へ、プロジェクター実践の冊子も手渡し、プロジェクター説明をして散会となりました。