クリスマスの本

をいくつか紹介してもらい、

クリスマスの猫

クリスマスの猫

を読む。舞台は1934年のイギリス。おばあさんが孫娘に語る形式で書かれています。70年前ですから、時代背景、特にイギリスの階級社会については知識が必要となります。

ラストは 

ずっとずっと昔、あのおっそろしい、暗い牧師館で、あたしの耳にマツボックリがあたらなかったら、あなたはこの世にいなかったの。
 猫はどうしたって?猫たちはずっと牧師館の名物だった。あの椅子で眠りこけているのが、子孫の一匹。
 孫娘よ、だから、マツボックリには気をつけて。

となってます。これから読む人ごめんなさい。久しぶりにフーって満足のため息をついて物語を読み終えました。あ〜幸せ。

 学校現場がいくら大変になろうとも、気持ちが後ろ向きにならないで続けられるのは、こういう上質の物語をたくさん知っているからかもしれないって思いました。