懐かしい感じ

さとうねずみのケーキ

を読みながら、「あ〜懐かしい！」と思いました。この本は今年１月の出版ですので、今回初めて読んだのですが、

どろんこハリー (世界傑作絵本シリーズ)

のシリーズを１００回以上は我が子達に読んだので、渡辺茂男さんの文章の感じがそう思わせたのかもしれません。
　みならいコックのトムが、友人の白ねずみティナをコンテストに出品したケーキの上にのせたことから、大騒動になってしまうのですが、最期はトムのサクセスストーリーで終わります。私はこういう本が好きなんだ・・と再確認したような感じでした。古き良き時代の児童書らしい児童書と言えば分かりやすいでしょうか？　この２週間で大量の絵本を読みましたが、ベスト１０に入ります。

ベンジーとおうむのティリー

こちらは、渡辺さんの長男の「渡辺鉄太」さん（1962年生まれ、オーストラリア、メルボルン在住）です。これは、作者が小さい頃飼っていたブラウニーという犬を思い出して書いたそうですが、私は犬を飼って半年になって初めて『どろんこハリー』のハリーの気持ちが少しは分かるような気がしてきました。