怖い本だったよね
家族でブドウを食べていたら、長男が
「ねえ、病院の絵本で、お父さんが『ブドウのタネを食べさせたからだろう!』ってすごく怒るのは怖かったよね」と言う。
しばらく考えて
- 作者: 谷川俊太郎,長野重一
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2006/01/18
- メディア: 単行本
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確認すると、虫垂炎で病院へ運ばれた子どもの元へ夜勤から駆けつけた父親が
「まえから おれが いってたろう、ぶどうの たねは はこださないと もうちょうになるって」
というフレーズが確かにありました。まあ、モノクロの写真絵本なんだけど、子どもにとっては「怖い」本だったとは・・。
この絵本は
1979年「こどものとも」
1983年「こどものとも」傑作集
2006年「こどものとも」セレクション
として発売されています。子どもが自分で手に取る絵本ではないような気がするけど、(私も傑作集で買った)写真と文で伝わってくる緊迫感がいいのでしょう。
前にセンダックの『かいじゅうたちのいるところ』も「怖かった」とか言われたけど、子どもの記憶にどうインプットされるのかって、よく分からない。