教育実習

 内田先生日記より

翌日は教育実習校訪問。
卒業年次のゼミ生で教育実習をする学生がいるときに実習先を訪問して、ご挨拶をして学生を受け容れてくれたことについてのお礼を申し述べるのである。

 本校でも今日大学の先生が東京からお見えになっていた。大学の先生が実習校を訪問することを今回初めて知ったけど、当然私の頃にはなく、いつごろからなのかな?と思いました。それにしても、内田先生訪問記、おもしろいです。

 と読んだ日に、
「母校で教育実習」禁止、学生の評価甘いと…中教審
のニュースを聞く

 「母校で教育実習」でなければ、私は、多分教師になってなかったかなと思い出す。何度も書いたようだけど、図書館司書になる予定だったのに、進学先が予定通りに行かず、全く予定外の大学に入学した時に教師になる可能性は0%より低かった。4年で、深く考えずに迎えた教育実習。それなりに充実して終了したら、終了後、「クラスのある男の子が毎日泣いて学校へ行きたがらない」と母が人づてに聞いてきた。
 何をしたという記憶もないのに、それでも何か子供の心に響いたことがあるかもしれないというのは、教職に対して全く自信の持てなかった私にとって、本当に一条の光が差し込んできたような気持ちだった。
 ずっと忘れていたけど、このニュースを読んで久しぶりに思い出したこと。