自分に与えられ期待されている日常の仕事

 内田先生日記より

 

・・・震災のときがそうであったように、この危機の時代においても、別にひとりひとりが「全体」を心配する必要はない。
自分に与えられ期待されている日常の仕事をきちんとこなしていれば、「全体」の秩序はおのずから生成する。大学教育が危機だからといって、全員が浮き足立っても仕方がないし、起死回生の奇策に頼るのはむしろ危うい選択だろう。
震災のときを思い出して、足元の仕事を片づけるところから始める。
脚下照顧。
足元を見よ。
まず自分の脱いだ靴を揃えるところから始める。
それができない人間は結局どれほどさわがしく走り回っても、何も残すことができない。

 大学教育の部分を義務教育に換えて読む。そして、このブログは「自分に与えられ期待されている日常の仕事」をやった上でのことなんだと、初心に帰る。