1年間の調べ学習講座 最終回 

 昨年5月24日から始まった調べ学習講座の最終回のために静岡東豊田小へ。
今日は、理科の研究レポート発表だった。1ヶ月前の「カネキンボイストレーニング」の効果が出て、本当に通るよい声になっていた。
 内容は、今やっている理科の「ものの溶けかた」の発展が多く、秀逸なものもあり、聞きごたえがあった。ここまでアウトプットできればいいというものを聞くことができ、充実した1日であった。
 
 この1年間にわたる授業が1冊の本にまとめられて出版となった。 

 本の書評が本業のはずの赤木かん子さんが、学校の図書室改装をやりだし、ポプラディアを買った学校が全然活用していない事実を知り、結局調べ学習まで教えることになってしまったというのが、本当のところでしょう。
 東京近郊の学校や、講演でよばれた学校で、部分、部分では教えていても、こうやってすべてを通してやった学級は、東豊田だけで、同じように、もっと部分しか理解していなかった私にとっては、本当にここまで来て、やっと全体像が見えた。
 この本は、もちろんそのまま使えるようにワークシートもついているので、学校図書館には必携。
 私は、東豊田と平行して自分の学校でも授業をやっていたので、その必要度とその使いやすさはもう実感している。だから、プロジェクターと同じように普及員になって、「調べに図書室へ行ってきなさい」だけでは、子供は何も調べることはできないと多くの人が理解し、これさえ分かれば力がつく!と実感してもらいたいと切に願っている。

 来年度は、「プロジェクターの日常活用」「調べ学習の基礎」「読解力」をトータルコーディネートして、こうすればいいのだと多くの人に理解してもらうこと。図書室の利用活用は、これらのベースに位置付けしたい。