再び内田先生

 

知に働けば蔵が建つ

知に働けば蔵が建つ

をちゃんと読む。1章の「弱者が負け続ける『リスク社会』」の「貴族と大衆」が圧巻だった。この章だけで、この本を買った価値はある。以前私は、「どうして、そんなに学ぼうとするのか?」と問われたことがあり、(私程度は、全然学ぶうちに入らないんだけれど)その時は「学んだほうが、より俯瞰でき、より分かるから楽になる」と答えた。
 また、様々な発達障害のことを研究している方からは「何でも興味持って、いろいろやる人はADHDが多い」と言われ、(それって、分類の仕方が違うよ・・・)と思ったけど、何も答えられなかった。
 でも、今日の本で見事に分かりましたね!まあ、興味ある方は、読んでもらうほうが早いんですけど、少しだけ
 

私たちが努力を止めることができないのは、まわりの人々が私を十分に承認してくれないからではない。私自身が私を十分承認し切れてないからである。
 

 というのに感動してたら、お昼になり「お昼まだ?」と問う長男が、本を読んでる私を見て「本読んでるんだ、ふーん、えらいね!」だって。

 翻訳家の金原さんの講演会が決まる。いつもの「近況報告」
を読んでいたら、
 

大阪でJPIC主催の講演で、ヤングアダルトについて話す。そのなかで、新刊『12歳からの読書案内』、「アマゾンの星、ひとつなんですよね……」と話したら、ちょっと受けてしまった。自分の出した本のアマゾン評価とかは普通はまず見ないのだが、本を注文したついでにちょっとのぞいたら、評者がふたりいて、ふたりそろって「星ひとつ」だった。ときどき、アマゾンで本を注文することがあるけど、評価が星ひとつの本なんて、まず見かけないので、ちょっと感動的だった。いまは、少しはポイント上がってるかなあ。

とあって、びっくり。あわててアマゾンを覗いて見ると、3人目4人目の評者の方が5ポイントで、無事3ポイントになっていた。もちろん、私は5ポイントで、待ってました!です。先日の丸善では、「話題本?」コーナーで6冊も置いてあった。200冊(?)はあったかと思う、『東京タワー』(リリー・フランキー)には負けますけど。