ええっと、読んだ?

 今日最初に持ってきた本は読んだ気がしたので「読んだ?」と聞くと、「読んだ」という半数ぐらいの声。次の本もそうで、私の記憶は、かすかしかない。
 結局

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

この本は、「ビッグブック」にもなっているので、かなりの人気なのでしょう。
2001年9月初版で、2005年4月12刷です。あきやまさんの本の楽しさは
へんしんトンネル (新しいえほん)

へんしんトンネル (新しいえほん)

で実証すみなので、期待しながら読み始める。

 見開きの最初の1ページには

 この こ、たまごにいちゃんと いいます。
 ほんとうは もう たまごから 
 でていないと いけないんです。
 でも でたくないんです。
 たまごにいちゃんは、ず-っと
 たまごで いたいと おもっていました。

とあるように、たまごでいたいと願い続けたにいちゃんの話。そう、殻がいつ、どういうきっかけで割れるか・・が大人側の楽しみですね。
 まあ、育児書として読む人はいないでしょうが、悩める親には、いいヒントになるかもしれません。
 最後に殻から出て、ちゃんとしたおにいちゃんになって

 

 みずたまりに うつった
 じぶんの すがたを みました。
 もう かわいい たまごでは ありません。
 でも、おもったより かっこいい じぶんが
 たっていました。
 「うん、きみ わるくないよ」 
 みずたまりの なかの じぶんに、
 そっと いいました。

のところで、爆笑となる。これを笑えるセンスがあるんんだ!って私は、本の内容ではない所で感心しました。

おまけ
 新PCになって、まだ戸惑っている。今日は、フロッピーの文書を添付ファイルで送ろうとして、長男に「あのさ〜、今時のPCにファイルなんて入らないの!」と言われ、ならば、ノートPCで送ろうとするが「??」していると、「何のためにランケーブルがあるの?」と厳しい言葉。「老いては子に従え」なんていう言葉が頭をよぎる。
 40代、50代の女の先生がPCでの授業をやろうとしない理由がよく分かる。