気を取り直してのスタート

 長野の疲れはなく、気持ちよく1週間のスタート。

今日の本

もうすぐぬけそうぐらぐらのは

もうすぐぬけそうぐらぐらのは

 「歯が抜ける」という子どもにとっては一大事な出来事を、本当に子どもの気持ちに沿って描いた絵本。
 歯が抜けはじめ「こんなことも、あんなこともできるのよ!」と自慢する友達の前で、憂鬱になるケティ。でもぐらぐらの歯がやっと抜けたのに、あろうことか飲んでしまって、・・・。
 独身の頃、1,2年生の担任になって1番びっくりしたのは、授業中にしょっちゅう「歯が抜けました」と言って抜けたばかりの歯を見せに来る子どもの多いこと!
 こっそり自分で処理する子どもはいませんでした。確かに血がたくさん出て、授業どころではないのでしょう。今日は、ケティが歯を飲んでしまう場面で、全員息を止めて聞いてました。日本の場合、歯の妖精が来るのではなく、「下の歯はちゃんと生える様に上に向かって投げる」ので、少し説明が必要かもしれませんが、でも十分楽しめた絵本でした。
 こういう本は、本当はちゃんと準備して、6月4日の歯の衛生予防習慣に読むのがいいと思います。

ジェラルディンのきょうからおねえちゃん

ジェラルディンのきょうからおねえちゃん

 ずっと弟を欲しがっていたジェラルディン。でも生まれてみると、「あんなこやだ」とちっとも嬉しくありません。ジェラルデインはどうやって弟を受け入れることができたのでしょうか?
 このパターンの絵本はかなりあります。絵本を読む前や読んだ後に「弟、妹のこと」を聞くと盛り上がります。
 この「弟、妹が生まれた時のおねえちゃの気持ち」で1番思い出の本は、14年前に出た(って調べてびっくり)
ごきげんなすてご (Best choice〈petit〉)

ごきげんなすてご (Best choice〈petit〉)

 これは、おねえちゃんが、生まれたばかりの弟ばかりかわいがる両親に見切りをつけて自分を捨て子にしてしまうお話。「自分だけかわいがってくれるもっといいお家に拾われる」ためにね。こんな設定これまでないよねって思っていたら、結末の見事なこと。このテーマは永遠でしょう!とは思うけど、一人っ子が増えるとそうもいかないかな?