笑いのツボ

 楽しい絵本を読んでいると、ここが笑いのツボというのが分かるし、そこで、クラスの全員がどっと笑うと、読んでてよかったなあ〜と思う。
 クラスを持っている時は、4月の初めは特に、笑いの絵本を読むことが多い。最初から、ちゃんと笑ってくれると、クラス作りは非常にはやいスピードで進む。つまり、喜怒哀楽をきちんと表現できるということになり、こればかりは簡単に身につくものではないから。
 こんなことを思い出したのは、今日1年生に読んだ

きょうりゅうトプスのだいぼうけん (教育画劇みんなのえほん)

きょうりゅうトプスのだいぼうけん (教育画劇みんなのえほん)

で、みんながどっと笑ったのが、最後の
「かえって かあさんに しかられた。でも、かあさんの こえって やさいいな あ。こもりうたみたい・・・。だから ぼく、いつもまにか・・・、ねむってし まったの・・・。」の「ねむってしまったの」の所だったから。

 これは、初めて読んだ本で、まさか最後の「ねむってしまったの」で笑いが起きるとは思わなかった。でも子供にすれば「しかられた時に、ねちゃうんだって!」となるんだ!。これは予想できなかったツボ。

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バナナのかわですべったら (こどものくに傑作絵本)

バナナのかわですべったら (こどものくに傑作絵本)

は、「バナナの かわ すてといたら どうなっちゃうかな・・」というモンキッキの想像がどこまでも、どこまでも広がるお話で、そのとてつもないスケールに、子供は何でもなくついて行ってしまう。楽しくて、子供は大騒ぎ。
 30年前の本なのに、話が少しも古臭くない。作者の森比左志さんは、
はらぺこあおむし」の訳者。

3冊目は

くいしんぼうのあおむしくん (こどものとも傑作集)

くいしんぼうのあおむしくん (こどものとも傑作集)

いつか紹介した、これも30年前とは思えない、スケールの大きな本。傑作集になるまで25年。最後の場面で、「ふ〜」という深い安堵のため息が聞こえ子供が「安心」するのが手に取るようにわかる。

おまけ
 昨日は「HPのトップページができた」夢を見た。夢の中で、「何だ簡単!」とか言ってた。