新明解国語辞典

 今日のTV「タモリのジャポニカロゴス」を見ていたら

新明解国語辞典 第6版 小型版

新明解国語辞典 第6版 小型版

の話題だった。言葉オタクの夫いわく、
「国語辞書の権威はニッコク(『日本国語大辞典』)。自分は基本的にこれを使ってる。『広辞苑』は国語辞典というよりも小百科事典、自分は使わない。『岩波国語辞典』は語の定義に、まあソツが無い。でも、それはまるで死んだ標本を陳列棚に並べたかのよう。それに対して『新明解国語辞典』は言葉を生きたものとして実感させてくれる。内田義彦の評論「正確さということ」にあるように、ものごとは100%正確だから正しい、というものじゃない。新明解は、良くも悪くも辞書というものを世間の話題にまでした辞書。そこに新明解の価値があるんであって、規範となる言葉=死んだ言葉ばかりを気にする人間には、くだらない辞書に見えるかも。どの辞書にもいい点わるい点がある。複数の辞書を同時に引くのが理想的だな」。
 それを聞きながら、児童文学も似てるかなと・・。目の前の小学生を相手に、
「これこそ、名作!」と図書室に並べてもね。要は、バランス。

 今日は、1年生のクラスへ。初めての授業だったので、自己紹介がてら、ビッグブックを3冊ほど。

を読むと、もうページをめくるごとに大歓声の嵐。次々にねずみくんのチョッキを着る動物に「うわ〜」と言い、次を伺う動物を見つけては、「あ〜いるよ!!」って・・。こんなに風に心と体が一緒になって聞いてくれるなんて「至福」としか言いようがありません。ビッグブックの力をのすごさを改めて知りました。私の中では、もう新採からの本で、読むことはあまりなかったのですが、ビッグなら!ですね。

 おまけ
6年生での2時間続きの理科授業の休み時間のこと。森絵都

ゴールド・フィッシュ

ゴールド・フィッシュ

を読んでる子がいた。図書室にあったかな?と思ったら、市立図書館で借りたんだそうです。そうか〜読む子は読むのね。