ブックリスト

 AM 文書作成
 PM 図書購リストチェック、図書室整備

 リスト作成中に、児童文学書評 2005,5,25に初めて目を通していたら、ほそえさんが
ちびくろさんぼ』の復刊に関して 

あの17年前の騒動はなんだったのだろう? あの時、声高に非難した人たちは、今、どうしているのだろう? それだけが、私の疑問。

と書いてらした。そう思ってた人はいるんだ、やっぱり。絶版の過程を知っている人は、結構そう思っているのでしょうか?それから、

アイウエ王とカキクケ公 (童心社の絵本 20)

アイウエ王とカキクケ公 (童心社の絵本 20)

が復刊されたことを知る。若い頃、国語の授業で使ったことを思い出す。でもオンライン書店で検索しても出ない。何でだろう?

夕食後、書店へ。
仕事用の本の他、次女に

あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

買って欲しいとせがまれ買う。集英社の夏イチの1冊で、「本当におもしろいよ!」なんて言うんじゃなかった・・・。もっと、格調高い本を勧めとくんだった・・。後の祭り。

今日の内田先生
 

「なんだかよくわかんないけど、だいたいこんな感じ?」というようなキータームがあって、それで「ざっと」現象をスキャンして、「ひっかかったデータ」を吟味してゆき、そのデータに基づいて「何を『ひっかける』ようにこの概念は構造化されていたのか?」という問いに遡及的に答えてゆく。
 非論理的に聞こえるかもしれないけれど、私たちが日常的に行っている推論とはまぎれもなく「こういうもの」である。私たちはコンピュータのやるような「検索」をしているわけではない。
 コンピュータの検索は、あらかじめキーワードを正確に入力しておかないと何も探せない。人間の頭は違う。
 「なんだかよくわかんないけど、だいたいこんな感じのもの」というようなアバウトな初期条件の設定でも、ちゃんと「ヒットするもの」にはヒットするのである。
そして、ヒットしたデータにもとづいて、キータームの「だいたいこんな感じ」が精密化されてゆく。

 この1年の私の動きは、すべてこの「なんだかよくわかんないけど、だいたいこんな感じのもの」を「ひっかける」ことで進んでいったんだと知る。そして、私はきっと、「だいたいこんな感じのもの」という感じ方をとっても大切にしていることに今日気が付いた。
 それから内田先生のブログを毎日読むのは、自分ではうまく言葉にできないことを、まるで自分が語っているかのような文にしてくれるからだと、こちらは改めて実感。