市立図書館廃棄本

 今日は、10:00〜市立図書館廃棄本受け取り。1校50冊で、必要な本をきちんともらってくることができて、大満足。
 その中から、何冊か

白鳥異伝

白鳥異伝

この手の作品は、読める子供が限られているので、普通はほとんど買えない(買わない)と思う。何人が読めるかは分からないが、救われる子供もいるでしょう。
 
おっとあぶない (新しい世界の幼年童話 6)

おっとあぶない (新しい世界の幼年童話 6)

は、今は小さい版になって「フェリシモ」から出ているが、今日は前の版のもの。こちらの方が、かなり大きいので、読み聞かせにはいい。その昔本当によく子供に読んだっけ。

 大人用のは「何冊でも持っていっていいですよ」と声をかけられるが、勤務中なので、ざっと見渡すだけ。でも

つめたいよるに

つめたいよるに

を見つける。(今は新潮文庫で出ている。)この中の『草之丞の話』ってもしかして、毎日新聞の「はないちもんめ童話大賞」の作品かな?私は、新聞紙上でこの作品を読み、あまりのうまさに「誰?これで新人?」って思ったのを今でもよく覚えている。その後の活躍はまあ当然として、大賞のこの作品をもう1度読みたいと思ってたのを、今日思い出した。
 ついでに言うと、この「はないちもんめ大賞」で覚えているのは、もう1人「上条さなえ」さん。「さんま」を題材にした作品で、これも「うまい!」と思った。この2人の活躍を見ると、何だかとっても嬉しい。
 あと1冊は、
宮沢賢治を読む

宮沢賢治を読む

これは、教材研究用。凡例には

本書は、大学等におけるテキストとして、また、一般に「宮沢賢治入門」として、宮沢  賢治の全貌と作品の本質が理解できるように配慮して編集したものである。

各作品の下に、「作品について」「当時の賢治」「関連作品」「書簡」「評論」などの欄を
設けて、その作品理解の一助となる参考資料を示した。出典を明記していない項目は編者と編集委員の執筆である。

とあり、かなり役立つ。おまけにしては、とってもいい本と目が合ってしまった。

 9箱あった新刊本をボランティアの方は、2日間で全部ブッカーをかけて下さった。頭が下がるとは、このこと。