学力不足、一因は読解力。
写真は「アイスバーグ」
バラに興味を持ってくださる顔の見える読者が2名いることが分かったので、しばらく続けます。以前、バラ好きの方が見えたときは、夫と本当に話が弾んでた。私はたまに草取りをするだけ。
職場へ(株)日教販からメール便が届く。その封筒には
学力不足、一因は読解力。読書が一番です
小学校国語の教科書で紹介している本のご案内
とあった。中の挨拶文より
・・・・・・
平成17年度より改訂となりました新しい国語の教科書の内容は、大幅に変わりました。特に教科書の中で児童図書の表紙写真をのせて解説し、読書指導を強力に推し進めています。学力低下問題が表面化し、国語力不足、読解力不足が叫ばれています。読解力不足の対策としては、読書が一番ということは自明の理かと存じます。教科書の中の画期的な変革は、出版、活字文化に携わる者としては大変喜ばしいことと存じます。
しかしながら、この紹介された児童図書は、20年ほど前刊行された物が、多く、学校図書館にあっても耐久年限が過ぎており、町の書店には殆ど置いていない本です。あっても数点が1,2点でしょう。弊社では、教科書で紹介された本を準教科書として位置づけ、紹介されている児童図書の出版社に問い合わせをし、絶版、品切等を除いてリストを作成しました。・・・・・・(後略)
全部の教科書が巡回してきて目を通した時に、自分と同年代+10年ほど上の世代の方の選書かなあ〜って漠然と思ってましたけど、はっきりと「20年ほど前」って言われると、そうか・・・。
昨年、読書に関する執筆をした時に、平成15年文化審議会国語分科会読書活動等小委員会の「意見のまとめ」を読み、そこには
「学校図書館の図書の利用が増えないのは、『これを読みなさい』という発想での蔵書構成になっていて、子どもたちが読みたい本を提供できていないことにもその一因があるのではないかと考えられる。『良い本』『良くない本』という教職員の判断だけではなく、保護者や子供たちの意向も取り入れられるような選定方法を検討することも必要なのではないか。」
とあった。
この文を読んで、ちゃんと分かってる方がいらっしゃる・・・と本当に嬉しかった。要は何でもそうだけど、バランスだと・・思います。
今日の毎日新聞「こどもの本の歩み」は松居直氏。
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「(我が子への読み聞かせに)期待することは、何もない。しいて言えば、自分の子供を持ったときに、その子供へ読み聞かせをやっていてほしい・・」とあったような・・・。
そうだよね、って思い、本当に何も期待せず読み続けられた。