図書室大盛況

 昨日は携帯からコメントは書けたけど、本文は書けず。ネット不通は急にやってきて、私はお手上げなので、携帯からの「日記を書く」をいつかチャレンジしてみよう。
 昨日の朝図書館は5年生の利用で、やっぱり長蛇の列だった。1人1回3冊と言うのも今年初めてだけど、みんな結構借りてる。結局、手続きは追いつかず、担任の先生の手助けで何とか収拾する。とりあえず、返却のみの児童本は、昨年度の卒業記念品で購入していただいた「ブックトラック」へ置いておいた。卒業生の皆さん!Y先生!使わせていただいてます。5年生の一番読んでいる本は、

いつのまにか名探偵 (ミルキー杉山のあなたも名探偵)

いつのまにか名探偵 (ミルキー杉山のあなたも名探偵)

などの名探偵シリーズだった。それだけ、たくさんこのシリーズ本があるっていうことですけど。

 今日、学校へ送付されてきたBenesse教育研究開発センターの進研ニュース「VIEW21」2005、
Vol.1 April を読む。「教室を越えて生きる国語力」が特集で、藤原正彦(@お茶の水女子大)さんのインタビューや2003年に小学校として初めて、全国学図書館協議会の「学校図書館賞」を受賞した山形県鶴岡市立朝よう小学校の実践事例が載っていた。
 藤原さんの講演会を初めて聞いたのはもう12,3年前。お茶の水女子大付属小学校の公開授業の後の講演会で、今でも記憶にあるのは、「(ご自分のお子様の子育てを通して)人の喜怒哀楽(情緒)というのは、勝手に身に付くものではない。育てるものだ。」という話。すごく印象に残ったので、次の日に隣の席の先生に一生懸命その内容を話したのも覚えています。
 今回のインタビューの見出しは「<読み>から育つ国語力が日本を支える」というもので、最後は<小学校の先生方々には、ぜひとも、誤った“子ども中心主義”を改め、きめ細かく、かつ厳しく、子どもたちに「読む」力をつける指導に粘り強く取り組んでいただきたいと思います。そんな先生一人ひとりの力こそが、こどもたちと日本の未来を明るくするのですから。>で結ばれていた。はい!藤原先生、粘り強く取り組みたい所存でございます。
 朝よう小学校の実践は、
こうすれば子どもが育つ学校が変わる―学校図書館活用教育ハンドブック 
を読んで知った。とにかく、「学校ぐるみ」が実践できるというのがすごい。私は<児童図書館員>の夢破れて・・という事情だったこともあり、ずっと「読み聞かせ」をやってきたけど、本当にずっと「自分のクラスだけでひっそりと」の実践だった。読み聞かせの本さえも、学校にないことのほうが多く、自分で買った本だったりした。若い頃は、どういう手順を踏めば、学校全体にできるのかという構造も分からなかったけど、今教務という立場ならはっきりとよく分かる。だからこそ、学校ぐるみを実践できたこの教員組織からは学びたいと思います。
 おまけですが、この本には、資料がCDでついていて、昨年、軽い気持ちで、PCの印刷ボタンを押した私は、30分以上も止まらないプリンターの前で途方にくれてました。40分はかかると覚悟してプリンターの前から離れない方がいいです。