キャンプと山登り

 5月の連休に夫婦で山へ行くようになって、数年?
 昨年は、前日の夜自宅を出て、北八ヶ岳の麓に着いたのは、夜中の2時だったような気がする。
 今年は、連休に帰省しない長女の顔を見がてら、滋賀県の山という選択肢もあったが、「高速1000円」で混むので止めて、奥秩父の山へ行くという長男に合わせることにした。

 大きなザック姿の長男を初めて見たが、何だか不思議な感じがした。

 我が家の家族旅行の多くは、キャンプであった。次女が2歳になるかならないかの三ツ峠キャンプを皮切りに、年に2・3回は行ったような気がする。が、山へ登ったのは、徳沢からの蝶ガ岳など数えるだけで、子どもと一緒に登山という発想はなかった。
 また、長男は、中3を機に家族旅行に参加しておらず、「(子ども時代の思い出として)キャンプが楽しかった」「(高校時代に)山に興味ある」なんていう話も一切聞いたことがなかったので、全く思ってもみなかったのである。

 だから、「山登り」サークルに入ったと聞いたときには、嬉しいというよりも正直戸惑ったが、そうなっても十分おかしくない子育てをしていたのだから、何も言えなかった。

 娘2人は、
「キャンプは本当に楽しかった」
「今でも行きたい」
「こんなにいい子に育ったのは(もちろん、自己評価で)絵本を読んでくれたのとキャンプのおかげ」
 と言ってるので、子どもには楽しい体験になっていたのだなあと。

 やっぱりたまには外へ出て、五感を働かせるのはよいなあと思った1日 
 となった。