健康

 子供の頃から病弱で、常にクラスで一番欠席の多かった私が、教師という仕事について、一番驚いたのは、ほとんどの先生が休まないことであった。
 年に1度恒例の39.6°(きっかり39.6°なのが不思議。)を出さないとその年度が終わらない体質だった私は、当然、突然にやってくる39.6°のために、年に何日か休みをもらっていた。

 この話を周囲の人にすると、全員に「ウソ!!」と言われるのだが、最近そう言えばと思い出したことがある。私は、あまりに病弱で、小学校1年生の時には、「体育厳禁」であったのだ。
 母親に、小学校に入る時に「体が弱いから、体育というものはやっていはいけない」と言われ、毎時間見学をしていた。その時は、そういう子供もいるのだと思っていたが、教職20年を遙かに超えた今、「体育厳禁」なんていう子供は、確か1人もいなかったと思う。
(本当に病弱だった・・・)

 また、気管支も弱く、年に2ヶ月は、気管支炎の状態だった。中学の時は、いつになく咳が止まらずに変だなと思い、病院へ行ったら「肺炎で即入院」だった。
 そのまま、学校へ戻り「先生、入院します。」と言ったら「誰が?」と言われたのをよく覚えてる。

 授業中に出た咳が止まらず、教室を出て、廊下で咳をしたことも数知れず・・。
 
 
 ところが、10年ほど前から、「発熱なし」「気管支炎なし」の状態である。体質が変わるのかなあ〜。20代の頃、この年まで働けるなんて思ってもみなかったことを思うと、今の健康につくづく感謝したいと思っている。

 

 次女が、私の中学の頃と全く同じ咳をして、「まずいなあ」と思っていたら、案の定「肺炎」だった
ので、思い出したこと。(部分肺炎のため、1週間休んだだけで完治。)