休日

koyateru2005-04-24

写真は、チューリップ「マリリン」 
今日は、体が動かず何もできず。午後の3つの会合をすべてキャンセルする。
あっという間に読めた本3冊(読了というのも大げさ)1冊目

むつゴロウ大統領がんばる

むつゴロウ大統領がんばる

たつみやさんだから、ファンタジーかな?って思ったら全然違って、諫早のムツゴロウのお話でした。この結果はハッピーエンドですが、最後の著者の言葉に、悔しさがにじんでいます。
諫早の海は、実際には、このお話の結末とは違った運命をたどってしまいました。人間はいつになったら、自分の誤りを正せる強さと賢さを身につけるのでしょうか。」
次はネズンタ博士が大発見した薬のはずなのに・・・というオチがまた楽しい。高楼さんの本はすっとぼけたおかしさがあって、私は好きです。
いたずらおばあさん

いたずらおばあさん

も楽しいお話で、おすすめ。
初めて読んだのは
まあちゃんのながいかみ

まあちゃんのながいかみ

でもう10年前。これは、女の子の夢をくすぐるお話になっています。

最後は懐かしの

妖怪博士 (少年探偵・江戸川乱歩)

妖怪博士 (少年探偵・江戸川乱歩)

ポプラが1998年に改装版を出してくれたので、今の子どもも読めるようになった。
文章がたとえば
<ああ、部屋の中にいったい何があったのでしょう。もしやそこには、あのぶきみな怪老人が、「おまえの来るのを待っていたぞ」といわぬばかりに、おそろしい顔で、こちらをにらみつけていたのではないでしょうか。>
何て、私の世代はもう100%ノスタルジー以外の何物でもなく、ぐんぐん読めます。
 このシリーズは昔は「そんなに本の好きでない子どもでも読める本」だったけど、この文体なので、やっぱり今は文を読み慣れてないと無理です。だから、私としては、読んで欲しいのです。ここから、ホームズ、クリスティへいくと思うので。


祝 古田 2000本安打