説明は難しい

あくたれラルフ

あくたれラルフ

  • 作者: ジャックガントス,ニコールルーベル,Jack Gantos,Nicole Rubel,いしいももこ
  • 出版社/メーカー: 童話館出版
  • 発売日: 1995/01/01
  • メディア: 大型本
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 「あくたれ」って分かる?と聞くと「分かんない」そうで、でも1ページ読むと「あっ、いたずらばっかりする子ね」ってすぐ理解してくれました。
 
 あくたればかりやっているラルフは、サーカスに行った時のいたずらがひどくて、お父さんにとうとう捨てられてしまします。でも、やっぱりラルフのことが大好きなセイラが最後はちゃんと迎えに来てくれるんです。度量のあるセイラと、好きなのに、ちゃんと態度で示せないラルフの関係が子どもには、しっくりくるのでしょうか?

 本を持ってきた子は、「サーカスで、ごむふうせんをつけられて浮かんで行く犬」の絵が好きだそうです。

ねぇねぇ、もういちどききたいな わたしがうまれたよるのこと

ねぇねぇ、もういちどききたいな わたしがうまれたよるのこと

 いつか、ブログに書いたので「読んだ?」と聞くと「読んでない」と言われてしまった。
 両親と血のつながっていない子が「ねぇねぇ、もいちど ききたいな。」と自分の生まれた日の事を次々と聞いていくストーリー。聞きながら、ちゃんと、みんながこれほど、自分の誕生を待っていてくれたんだと分かってきて気持ちがあったかくなっていきます。
 でも、「血のつながっていない子供を育てる」ということの説明は難しいと思いました。